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通信制高校はアルバイトができるのか?両立の仕組みと注意点

通信制高校はアルバイトができるのか?両立の仕組みと注意点

「通信制に転入したいけれど、アルバイトとの両立はできるの?」と気になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。全日制高校では就業規則でアルバイトを禁止している学校も少なくありませんが、通信制高校は学校ごとにルールも学習スタイルも大きく異なります。アルバイトで社会経験を積みながら高校卒業を目指せるのかどうか、正確な情報を整理してお伝えします。

目次

通信制高校とアルバイトの関係を正しく理解するために

結論から先に言うと、多くの通信制高校では、アルバイトは原則として認められています。ただし「通信制だからどこでも自由にOK」と考えるのは少し早く、学校や選ぶコースによってルールの細かさが異なります。

通信制高校の最大の特徴は、登校日数の柔軟さにあります。クラーク記念国際高等学校の公式サイトによると、同校では「週5日通学したい」「通学日数を選びたい」「自宅で学びたい」という3つの通学スタイルを用意しており、月1〜2回程度の通学でも卒業資格を取得できるコースが存在します(クラーク記念国際高等学校 公式サイト)。このように登校頻度を自分で調整できる設計になっているため、アルバイトのシフトと学習スケジュールを組み合わせやすい環境になっているのです。

また鹿島学園高等学校の公式サイトには「アルバイトや習い事と学業を両立させたい」というニーズを明示的に取り上げており、通信制高校がそうした生活スタイルを想定した学習設計になっていることが読み取れます。文部科学省「学校基本調査(令和5年度)」によると、通信制高校の在籍者数は全国で約26万6千人に達しており(文部科学省、2023年取得)、多様な背景を持つ生徒がアルバイトや仕事と学業を組み合わせながら在籍しているという実態が見て取れます。つまり「アルバイトをしながら通う生徒」は通信制では珍しくなく、学校側もそれを前提としたカリキュラムを組んでいることが多いといえます。

アルバイトと両立できる通信制高校のコース選びで確認すべきポイント

通信制高校でアルバイトを無理なく続けるためには、コース選びが非常に重要です。以下の3点を確認してから出願することをおすすめします。

1つ目は「最低登校日数(スクーリング日数)」です。通信制高校で卒業するには、定められた単位数を取得する必要があります。スクーリング(対面授業)の頻度は学校によって年数回〜週5日まで幅があります。N高等学校・S高等学校の公式サイトによると、同グループは「好きな時に、好きな場所で学習」することを前提に設計されており、ネットコースでは通学の縛りが非常に少なく、アルバイトとの両立を図りやすい設計になっています(N高等学校・S高等学校 公式サイト)。

2つ目は「レポートの提出サイクル」です。通信制高校では、レポート(添削課題)の提出が単位取得の柱になります。提出期限がまとめて集中する時期にアルバイトのシフトが重なると、どちらかに無理が出ます。入学前に年間の学習スケジュールを確認し、繁忙期の目安を把握しておくことが大切です。

3つ目は「学校のアルバイトに関する校則」の確認です。全日制ほど厳しくない学校が多い傾向がありますが、完全に自由という訳ではない場合もあります。オープンスクールや個別相談会で直接確認することを強くおすすめします。第一学院高等学校では全国67キャンパスで定期的にオープンスクールを開催しており、個別相談のうえで選べるコースを検討できます(第一学院高等学校 公式サイト)。

アルバイトと学業を両立させるための具体的なスケジュール管理の方法

通信制高校に在籍しながらアルバイトを続ける場合、「時間の自由度が高い分、自己管理が重要になる」という点を親子でしっかり共有しておきましょう。

まず、学習の軸となるスクーリング日とレポート提出期限を最初にカレンダーに書き込みます。その余白にアルバイトのシフトを入れていくという順番が、両立を長続きさせるコツです。「シフト優先でスクーリングを欠席する」というパターンが重なると、単位取得に支障が出るリスクがあります。

次に、週単位でのバランスを確認します。例えば「週3〜4日アルバイトをする場合、レポートに充てられる時間はどのくらいか」を具体的に計算してみてください。一般的に通信制高校のレポートは教科書や教材を参照しながら取り組む形式が多く、時間をかければ着実に進めることができますが、まとめて後回しにするとプレッシャーが集中します。

また、アルバイトを始める時期についても注意が必要です。入学直後は新しい学習環境に慣れるのに時間がかかります。できれば入学後1〜2ヶ月は学習リズムをつくることを優先し、ある程度のペースが掴めてからアルバイトをスタートする流れが望ましいといえます。お子さんが「すぐに働きたい」という気持ちを持っていても、最初の数週間は焦らず見守ってあげてください。

保護者として知っておくべき法律上のルールと確認事項

高校生のアルバイトには、労働基準法による年齢制限と働ける時間の制限があります。18歳未満の場合、1日8時間・週40時間を超えて働かせることは法律で禁止されており、深夜(午後10時〜翌午前5時)の労働も原則として禁止されています(労働基準法第60条・第61条)。また「年少者証明書」(住民票の写しで代用できる場合が多い)の提出を求める職場もあります。

保護者の方が注意したいのは、「自由な時間が多いからたくさん稼げる」という思い込みです。アルバイトに時間を取られすぎると、スクーリングの欠席やレポートの未提出が重なり、卒業が1年先送りになるケースも起こり得ます。週20時間程度を目安に、学習との両立ができるシフト設定を意識してもらえるよう、お子さんと一緒にルールを話し合っておくとよいでしょう。

「職種はどうすればいいか」と気になる保護者の方もいらっしゃると思いますが、コンビニ・スーパー・飲食店など時間帯を選びやすいアルバイトは、スクーリング日の調整と組み合わせやすい傾向があります。一方で、ライブハウスや深夜対応が多い業種は18歳未満の場合に法律上の制限がかかるため、応募前に確認が必要です。

まとめ

通信制高校は、アルバイトと学業の両立を想定した設計になっている学校が多く、生活スタイルや目標に合わせてコースを選べるのが大きな強みです。鹿島学園高等学校やN高等学校・S高等学校など複数の学校がそうした多様なニーズに応える仕組みを整えています。ただし「自由=制約なし」ではなく、スクーリング日数・レポート提出・労働基準法の範囲内での就労という3つのルールをきちんと把握したうえで動くことが、長く続けるための鍵になります。まずは気になる学校のオープンスクールや個別相談会に参加して、アルバイトに関するルールを直接確認することから始めてみてください。お子さんのペースを大切にしながら、無理のない両立の形を一緒に探していきましょう。

・鹿島学園高等学校 公式サイト:https://www.kg-school.net/gakuen/
・N高等学校・S高等学校 公式サイト:https://nnn.ed.jp/
・クラーク記念国際高等学校 公式サイト:https://www.clark.ed.jp/
・第一学院高等学校 公式サイト:https://www.daiichigakuin.ed.jp/
・文部科学省「学校基本調査(令和5年度)」:https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm

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・不登校からの進路選択と通信制高校の活用法:https://futoukou.co.jp/career-path/
・通信制高校から大学進学を目指すロードマップ:https://futoukou.co.jp/university-exam/

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