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通信制高校から看護学部へ進学する方法とポイント

通信制高校から看護学部へ進学する方法とポイント

「看護師になりたいけれど、通信制高校からでも看護学部に進学できるのだろうか」と不安を感じている保護者の方やお子さんは、決して少なくないと思います。結論から先にお伝えすると、通信制高校を卒業しても、看護大学・看護学部への進学は十分に可能です。大切なのは「どの高校を選ぶか」ではなく「何を・いつ・どうやって準備するか」です。この記事では、通信制高校在学中に看護学部進学を目指すための具体的なステップを、費用・スケジュール・手続きの3点をセットにして解説します。

目次

通信制高校から看護学部への進学は「特別なこと」ではありません

まず大前提として、看護大学・看護学部の受験資格は「高校卒業(見込み)または同等以上の学力があること」です。全日制高校か通信制高校かという区別は、受験資格には関係ありません。通信制高校の卒業資格は全日制と同等であり、入試の出願において不利になることはないとされています。

文部科学省の「令和5年度学校基本統計」によると、通信制高校在籍者数は約21万人に達しており、その進路のひとつとして大学・短期大学への進学を選ぶ生徒も一定数います。看護系の大学・学部もその進学先に含まれています。

一方で、看護学部の入試には特有の傾向があります。多くの国公立看護学部は大学入学共通テストを課すほか、私立看護系大学でも英語・数学・理科(生物・化学)の3教科が求められるケースが多い傾向があります。通信制高校は自学習の比重が高いため、受験科目をどう対策するかが進学の鍵になります。「通信制だから不利」ではなく「自分で学習計画を立てられるかどうか」が問われると考えてください。

看護学部進学を目指す通信制高校の選び方

看護学部進学を目標にするなら、通信制高校を選ぶ段階から「進学サポートの充実度」を確認することをおすすめします。

たとえば、第一学院高等学校(https://www.daiichigakuin.ed.jp/)は「プレミアムコース〈大学進学専攻〉」として週5日登校型の大学受験特化コースを設けており、国公立・難関私大特化クラスも公式HPに掲載されています。理系・看護系を目指す生徒にとって、授業時間数や受験指導体制を確認する価値があるコースです。

クラーク記念国際高等学校(https://www.clark.ed.jp/)は大学進路実績を公式HPで公開しており、全日型・スマートスタディ・単位修得の3つの通学スタイルを選べます。看護系進学を希望する場合は「週5日の全日型」を選ぶことで、学習量を確保しやすくなるでしょう。

N高等学校(https://nnn.ed.jp/)は日本最大規模の通信制高校として知られており、最新の大学合格実績は公式HPで公開されています。オンライン学習の効率性を活かしながら、空いた時間を受験勉強に充てるスタイルが取れるのが特徴です。

どの学校を選ぶ場合も、「看護学部に合格した卒業生の実績があるか」「理科・数学の受験対策授業があるか」「個別の進路相談に対応しているか」の3点を必ず確認してください。最新の情報は各校の公式HPまたはオープンスクールでご確認ください。

入学から受験までの逆算スケジュール

看護学部進学に向けた準備は、高校入学時から計画的に始めることが重要です。以下は高校1年生(4月)から受験本番までの目安スケジュールです。

1年生(4月〜3月):まず通信制高校の単位取得を安定させながら、英語・数学・生物の基礎固めを並行して進めます。学校が提供する進路相談を積極的に利用し、志望校の入試科目を早期に把握してください。看護系オープンキャンパスにも参加し、志望校を具体的に絞り始める時期です。

2年生(4月〜3月):受験科目の本格対策に入ります。国公立看護学部を目指す場合は共通テスト対策も視野に入れます。通信制高校の授業だけでは演習量が不足することも多いため、塾・予備校や通信教育の併用を検討してください。2年生の夏〜秋に志望校の過去問を最初に解いてみると、対策すべき内容が明確になります。

3年生(4月〜9月):過去問演習と弱点補強を繰り返します。総合型選抜(AO入試)を実施している看護系大学も多く、出願は7月〜9月が多い傾向があります。総合型選抜では志望理由書・面接・小論文が問われるため、夏休みから準備を始めてください。

3年生(10月〜12月):共通テスト直前対策の時期です。私立看護系大学の一般入試出願開始(11月〜1月)の時期と重なります。出願スケジュールを一覧にまとめ、書類提出の抜け漏れがないよう管理しましょう。

費用の目安と準備のポイント

通信制高校の学費と進学費用を合わせた準備が必要です。

通信制高校の学費については、鹿島学園高等学校の公式HPでは就学支援金適用後の費用が明記されており、家庭の収入状況によっては実質的な負担が大幅に軽減される場合があります。就学支援金は通信制高校にも適用されるため、まず学校側に確認してください。

大学受験にかかる費用の目安(参考)としては、受験料が私立看護系大学で1校あたり約3〜4万円程度が一般的とされています(各大学の公式HP参照)。複数校受験する場合は10万円以上になることもあるため、早期に受験校を絞ることが費用の節約にもつながります。

看護系大学の学費は、国公立大学では4年間で約250万円前後(授業料年間約54万円+入学金)が目安です(文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」に基づく)。私立看護系大学は4年間で500〜800万円程度になる場合もあり、幅があります。奨学金・教育ローンの活用も視野に入れて、早めに家計の計画を立ててください。

まとめ

通信制高校から看護学部への進学は、正しい準備をすれば十分に実現できる進路です。大切なのは「通信制高校を選んだことで遅れをとる」という発想をやめ、「自分のペースで学べる時間をどう受験対策に使うか」を考えることです。高校入学の段階から進学サポートが充実した学校を選ぶこと、受験科目を早期に把握して対策を始めること、費用と奨学金の計画を立てること、この3つを軸に動いていけば、道は着実に開けていきます。お子さんが「看護師になりたい」という気持ちを持っているなら、その思いを大切に、一緒に一歩ずつ進んでいただければと思います。まずは気になる通信制高校のオープンスクールや説明会に参加するところから始めてみてください。

・文部科学省「令和5年度学校基本統計」https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm
・N高等学校 公式サイト https://nnn.ed.jp/
・第一学院高等学校 公式サイト https://www.daiichigakuin.ed.jp/
・クラーク記念国際高等学校 公式サイト https://www.clark.ed.jp/
・鹿島学園高等学校 公式サイト https://www.kg-school.net/gakuen/

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・通信制高校から大学進学を目指す方法と進学率:https://futoukou.co.jp/correspondence-school/
・高卒認定から看護学部を目指すロードマップ:https://futoukou.co.jp/high-school-equivalency/
・不登校からの進路選択と通信制高校の選び方:https://futoukou.co.jp/career-path/

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