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通信制高校でも指定校推薦は使えるのか

通信制高校でも指定校推薦は使えるのか

「通信制高校に通っていると、指定校推薦は使えないの?」と気になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。結論から先にお伝えすると、通信制高校でも指定校推薦を利用できる可能性はあります。ただし、全日制高校と同じ感覚で考えると、思わぬ落とし穴にはまることもあります。仕組みと注意点を正しく理解しておくことで、お子さんの進路選択をより確かなものにできるでしょう。費用・スケジュール・手続きの3点を中心に、順を追って解説していきます。

目次

指定校推薦とは何か、通信制でも使えるのか

指定校推薦とは、大学側が「この高校の生徒なら入学してほしい」と特定の高校を指定し、その高校の校内選考を通過した生徒に推薦枠を与える制度です。一般入試や総合型選抜と比べると、学校内の選考さえ通れば合格率が高い点が特徴で、早期に進路を確定できるというメリットがあります。

では、通信制高校でも同じ制度が使えるのでしょうか。答えは「学校による」というのが現実です。通信制高校のなかにも大学側から指定校の認定を受けている学校は存在しており、特に全国展開している大手の通信制高校を中心に、複数の大学との指定校推薦枠を持っているケースが見られます。

ただし、指定校推薦枠の数や対象大学のラインナップは、全日制の進学校と比較すると少ない傾向があります。これは、大学側が指定校を認定する際に「卒業生の進学実績」「学校の教育体制」「生徒の学力水準」などを参考にするためで、歴史の浅い通信制高校や小規模校では枠を持っていないこともあります。

一方で、N高等学校(公式サイト:https://nnn.ed.jp/)は2025年12月末時点の全校生徒数が35,744名とされており(出典:N高等学校公式サイト、2025年12月末時点)、規模の大きさを生かして多くの大学との連携を広げています。第一学院高等学校(公式サイト:https://www.daiichigakuin.ed.jp/)やクラーク記念国際高等学校(公式サイト:https://www.clark.ed.jp/)なども、総合型選抜を含む推薦入試の支援体制を公式サイト上で明示しています。各校の具体的な指定校推薦枠の数や対象大学については、公式サイトまたは資料請求でご確認ください。

通信制高校で指定校推薦を使うための条件

指定校推薦を利用するには、大学側が定める条件と、高校側の校内選考を通過することの両方が必要です。一般的な条件として、以下の点が求められることが多い傾向があります。

1. 評定平均が一定水準以上であること(多くの場合、3.5〜4.0以上)
2. 欠席日数が規定を超えていないこと
3. 課外活動や資格取得などの実績があること
4. 担任・進路指導教員からの推薦が得られること

通信制高校の場合、評定の付け方が全日制と異なる場合があります。レポートの提出状況やスクーリングへの参加状況、定期試験の成績などをもとに評定が算出されますので、指定校推薦を視野に入れているお子さんは、入学早期から各科目の評定を意識して取り組む必要があります。

また、「欠席日数」についても注意が必要です。通信制高校では登校義務のある日数が少ない分、スクーリングへの参加が欠席扱いになると評定や推薦資格に影響することがあります。体調管理を含めて、スクーリングへの参加を安定して続けられる環境が整っているかどうかも、学校選びの重要な視点といえます。

スケジュールの逆算と出願手続きの流れ

指定校推薦は、一般的に秋以降に動きが集中します。以下のスケジュールを参考に逆算して準備を進めてください。

高校3年生の4〜6月頃:校内で指定校推薦の希望を申し出る時期です。学校によっては志望理由書の下書きやガイダンスが始まります。

高校3年生の7〜8月頃:校内選考が行われます。評定や実績をもとに、担任や進路指導部が候補者を絞り込みます。この時期までに評定を確定させておく必要があるため、3年次1学期の成績が非常に重要です。

高校3年生の9〜10月頃:学校から大学へ推薦書が送付されます。志望理由書や調査書の準備を進める時期でもあります。

高校3年生の10〜11月頃:大学側の書類審査・面接が実施されます。学校や大学によって日程は異なりますので、早めに確認することをおすすめします。

高校3年生の11〜12月頃:合否通知が届きます。指定校推薦は基本的に専願(合格したら必ず入学する条件)となるため、第一志望が固まっていることが前提です。

重要なのは、「指定校推薦を使う」と決めるためには、遅くとも高校3年生の春の段階で学校側に相談しておくことです。入学時から「大学進学を目指す」と担任に伝えておくと、学校側もサポートしやすくなります。

学校選びのポイントと費用の目安

通信制高校で指定校推薦を目指すなら、「その学校が何校の大学と指定校協定を結んでいるか」を入学前に必ず確認することをおすすめします。学校説明会や資料請求の際に「指定校推薦枠はありますか?対象の大学を教えてください」と具体的に質問してみてください。

費用の面では、通信制高校の学費は学校・コースによって大きく異なります。学費以外にも、大学受験に向けた準備として以下の費用が発生する場合があります。

1. 志望理由書・面接対策の個別指導費(サポート校を利用する場合)
2. 検定試験(英検・漢検など)の受験料
3. 推薦入試の出願料(大学によって3〜3.5万円程度が一般的です)

サポート校を通じて大学進学コースを提供している通信制高校では、指定校推薦の対策や志望理由書の添削を学費内でカバーしているケースもあります。第一学院高等学校では「プレミアムコース〈大学進学専攻〉」「プレミアムコース〈社会探究×総合型選抜専攻〉」といった専攻が設けられており(出典:第一学院高等学校公式サイト、2026年5月取得)、進学に特化したサポートを受けられる体制が整っています。各コースの費用は公式サイトまたはオープンスクールで最新情報をご確認ください。

まとめ

通信制高校でも指定校推薦を利用できる学校は存在しており、入学前の学校選びと入学後の取り組み方次第で、大学進学への道を切り拓くことができます。大切なのは、「指定校推薦枠があるか」「評定の基準はどうなっているか」「面接対策など推薦入試のサポートがあるか」という3点を学校選びの段階で確認することです。

お子さんが将来進みたい大学や学部のイメージをお持ちなら、まずはその大学を指定校として持っている通信制高校を探すところから始めてみてください。保護者の方が先に情報を集めながら、お子さんのペースに合わせて一緒に考えていけると良いでしょう。焦らず、一歩ずつ進めることが大切です。

・N高等学校 公式サイト https://nnn.ed.jp/
・第一学院高等学校 公式サイト https://www.daiichigakuin.ed.jp/
・クラーク記念国際高等学校 公式サイト https://www.clark.ed.jp/
・みんなの通信制高校ナビ 公式サイト https://www.stepup-school.net/

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・通信制高校の選び方と費用の比較ポイント:https://futoukou.co.jp/career-path/

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