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通信制高校から看護師を目指す方法とルートを解説します

通信制高校から看護師を目指す方法とルートを解説します

「看護師になりたいけれど、通信制高校でも目指せるのかな」と不安に感じている保護者の方やお子さんは少なくないでしょう。結論から言えば、通信制高校から看護師を目指すことは十分に可能です。ただし、全日制高校とは異なる点もあるため、早い段階で正しいルートを把握しておくことが大切です。通信制高校在学中から看護師資格取得までの流れを、費用・スケジュール・手続きの3点をセットで整理してお伝えしていきます。

目次

通信制高校から看護師になれるのか?まず全体像を知る

「通信制高校の生徒が看護師になれるのか」と疑問を持つ保護者の方は多いですが、看護師の受験資格に「全日制高校卒業」という要件は存在しません。看護師国家試験を受験するためには、「高等学校を卒業(または同等の学力があること)」と「看護師学校養成所または大学・短期大学の看護学科で所定の教育課程を修了すること」の2つが必要です。つまり、通信制高校で高卒資格を取得したうえで、看護師養成課程のある学校に進学すれば、看護師国家試験の受験資格を得られます。

進学先としては大きく3つのルートがあります。1つ目は看護大学・看護学部への進学(4年制)、2つ目は3年制の看護専門学校への進学、3つ目は看護師と准看護師の2ステップを踏むルートです。それぞれ学習年数と費用が異なりますので、お子さんの状況と目標に合わせて選ぶとよいでしょう。

ここで重要なのは、通信制高校での学習スタイルをどう活かすかという点です。通信制高校では「卒業後の進路」を軸に学校を選べるコースが増えており、医療・福祉系進路を目指す生徒に対応したカリキュラムを持つ学校も出てきています。自分のペースで学習しながら、看護師志望に必要な理科・数学の基礎を固められる環境を選ぶことが、まず最初の大切なステップになります。

通信制高校在学中にやるべき3つの準備

看護師を目指すなら、通信制高校在学中から計画的に動くことが大切です。やるべきことを3点にまとめてお伝えします。

まず1点目は、理科・数学の基礎を固めることです。看護専門学校・看護大学の入試では、生物や化学、数学が出題される場合が多くあります。通信制高校では自由になる時間が全日制より多い傾向がありますが、その分だけ自主的に学習習慣を作ることが求められます。看護進学を考えているなら、在学中から学習サポートを積極的に活用することも選択肢のひとつです。

2点目は、志望校の入試科目と出願条件を確認することです。看護専門学校・看護大学によって、出願資格や入試形式は異なります。通信制高校卒業者でも出願できる学校がほとんどですが、一部の大学では「在籍中の学校の成績証明書の提出」を求める場合があります。高校2年生の時点から志望校を絞り込み、公式HPで必要書類と出願条件を確認しておくと安心です。

3点目は、オープンキャンパスに参加することです。看護専門学校・看護大学のオープンキャンパスは、例年5月〜11月頃に集中して開催されます。実際の実習環境や在校生の話を聞くことで、自分が目指すイメージが具体的になります。高校2年生の夏以降には積極的に参加するとよいでしょう。お子さんが乗り気でない段階で無理に押しつけないでください。まずは「一緒に話を聞きに行くだけ」というスタンスで誘ってみてください。

看護師を目指すための進路ルートと費用の目安

通信制高校卒業後の主なルートと費用を整理します。最新の費用情報は各校公式HPで必ずご確認ください。

ルート1看護大学・看護学部(4年制)

取得できる資格は看護師に加えて、保健師・助産師の受験資格も得られる場合があります。国公立大学の場合、文部科学省が定める標準額として入学金282,000円・年間授業料535,800円とされており(出典:文部科学省)、4年間の総額目安は約250万円前後です。私立看護大学の場合は総額400万〜600万円程度になるケースが多いとされています(最新情報は各大学公式HPでご確認ください)。

ルート2看護専門学校(3年制)

3年間で看護師資格の受験資格を取得できるルートです。費用は学校により差があり、公立の看護専門学校は年間数十万円程度と比較的リーズナブルな傾向がある一方、私立は年間100万円超となる場合もあります。入試は筆記試験・小論文・面接が中心で、一般選抜以外に推薦入試を実施している学校も多くあります。

ルート3准看護師→正看護師の2ステップルート

まず准看護師養成校(2年制)に進学し、働きながら正看護師を目指すルートもあります。働きながら学べる点が特徴ですが、正看護師になるまで最短でも5年以上かかることが多いとされています。経済的な理由でできるだけ早く働きたいお子さんには検討の価値があります。

スケジュールの逆算:いつまでに何をするか

看護師を目指す場合の標準的なスケジュールを、入試の12ヶ月前から逆算して整理します。

入試12ヶ月前(高校2年生の春)には、志望校の候補を3〜5校リストアップし、入試科目・出願条件を各校公式HPで確認します。理科・数学の基礎学習をスタートする時期でもあります。

入試9〜10ヶ月前(高校2年生の夏)には、志望校のオープンキャンパスに参加し、学校の雰囲気・実習環境・入試傾向を確認します。推薦入試を検討するなら、高校の担任または学習センターの担当者に早めに相談してください。

入試6ヶ月前(高校3年生の夏)には、志望校を2〜3校に絞り込み、過去問演習を始めます。小論文の対策はこの時期から始めると十分な練習時間を確保できます。

入試3ヶ月前(高校3年生の秋)には、出願書類の準備を開始します。調査書(在籍高校が発行)は学校に余裕を持って依頼してください。出願期間は学校によって9月〜12月と幅があります。

入試1〜2ヶ月前には、面接練習を行い、志望動機を言語化できるよう準備します。通信制高校での学び方・自分のペースで努力してきた経験は、面接で強みとして話せる内容になります。

通信制高校選びで看護進学に備えるポイント

通信制高校の選び方によっても、看護師への道の歩みやすさが変わってきます。医療系進学を視野に入れたお子さんには、以下の点を確認することをおすすめします。

まず、理科(生物・化学)と数学が「単位として履修できるカリキュラム」かどうかを確認してください。通信制高校の中には、選択科目として理科・数学を手厚く用意している学校もあります。クラーク記念国際高等学校(https://www.clark.ed.jp/)や第一学院高等学校(https://www.daiichigakuin.ed.jp/)のように大学進学に特化したコースを持つ学校では、進学指導のサポート体制も整っている傾向があります。最新のコース・カリキュラムは必ず各校公式HPでご確認ください。

次に、担任や学習アドバイザーが進路相談に乗ってくれる体制があるかどうかも大切なポイントです。看護専門学校や看護大学の入試は、推薦書の準備など高校との連携が必要になる場面もあります。サポート体制が整った学校を選ぶことで、入試準備をスムーズに進めやすくなります。

N高等学校・S高等学校(https://nnn.ed.jp/)は2025年12月末時点で全校生徒数35,744名(出典:N高等学校公式HP)と日本最大規模の通信制高校であり、多彩な進路実績を持っています。ただし、看護専門学校・看護大学への進学を目指すなら、医療系受験に特化した学習サポートとの併用を検討することも一般的な方法とされています。

まとめ

通信制高校から看護師を目指すことは、十分に現実的な選択肢です。看護師国家試験の受験資格に「全日制高校卒業」という条件はなく、通信制高校で高卒資格を取得したうえで看護師養成課程のある大学・専門学校に進学すれば、国家試験受験への道が開かれます。大切なのは、高校2年生の春頃から志望校の入試情報を調べ始め、理科・数学の基礎固めと並行して進路の準備を進めることです。費用や手続きの詳細は学校によって異なるため、必ず各校の公式HPで最新情報を確認するようにしてください。お子さんのペースを大切にしながら、一歩ずつ進んでいきましょう。

・N高等学校・S高等学校 公式サイト https://nnn.ed.jp/
・第一学院高等学校 公式サイト https://www.daiichigakuin.ed.jp/
・クラーク記念国際高等学校 公式サイト https://www.clark.ed.jp/
・みんなの通信制高校ナビ https://www.stepup-school.net/

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・通信制高校から大学進学を目指す手順とポイント:https://futoukou.co.jp/correspondence-school/
・不登校から進路を考えるときの選択肢と手順:https://futoukou.co.jp/career-path/
・高卒認定試験から看護学校を目指す方法:https://futoukou.co.jp/high-school-equivalency/

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