「高卒認定試験を受けてみようと思っているけれど、願書はいつまでに、どうやって出せばいいの?」——そう思いながら調べているうちに、気づけば締め切りが迫っていた、という声は少なくありません。2026年度第1回高卒認定試験の出願期間は5月13日(水)が締め切りです(消印有効)。今この記事を読んでいる方は、まだ間に合う可能性がありますので、ぜひ最後まで読んでください。
高卒認定試験とはどんな試験か
高等学校卒業程度認定試験(略称:高卒認定、旧大学入学資格検定)は、文部科学省が実施する国家試験です。合格することで「高校を卒業した方と同等以上の学力がある」と認定され、大学・短大・専門学校の受験資格を得られます。
大切なのは、高卒認定はあくまで「大学等への入学資格を得る試験」である点です。高校の卒業資格そのものとは異なりますが、就職・資格試験などで「高卒以上」が条件とされる場合にも活用できる場面が増えています(ただし採用企業によって扱いが異なるため、必要に応じて確認をおすすめします)。
試験は年2回実施されます。なお、文部科学省の公式サイトによると、令和8年度(2026年度)からは試験科目が変更され、新科目「情報」が追加されます(出典:文部科学省 高卒認定試験公式サイト、2026年5月取得)。受験を検討している方は、最新の科目構成を必ず確認してください。
2026年度第1回の日程と5月の締め切り
文部科学省の公式サイトに掲載されている令和8年度(2026年度)第1回の日程は以下のとおりです(出典:文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」公式サイト、2026年5月取得)。
受験案内の配布開始は令和8年4月6日(月)でした。出願期間は令和8年4月6日(月)から5月13日(水)までで、郵送の場合は5月13日の消印が有効です。受験票の発送予定は6月下旬頃、試験日は8月6日(木)・7日(金)、結果通知は9月1日(火)の発送予定となっています。
文部科学省は公式サイトで「出願期間以外は、いかなる理由があっても受け付けません」と明記しています。5月13日は絶対に外せない締め切りです。郵便局での手続きも含めると、実質的な余裕はほとんどありません。今すぐ準備に取りかかってください。
なお、今回の第1回出願を逃した場合は、第2回(出願期間:7月21日〜9月11日、試験日:11月7日・8日)という選択肢もあります。焦って不完全な状態で出願するより、状況によっては第2回を目標にじっくり準備する判断も十分に考えられます。
願書の入手から提出までの手順
出願の流れは大きく5つのステップに分かれます。
1.受験案内・願書の入手。受験案内(願書一式)は、文部科学省の窓口(霞が関)、各都道府県の教育委員会、または全国の主要書店・一部行政機関の窓口で配布されています。請求方法の詳細は文部科学省公式サイトでご確認ください。
2.必要書類の準備。主な提出書類は、受験願書、写真(指定サイズ)、受験料の払込証明書、住民票の写し(または戸籍抄本)などです。また、高校に在籍・中退したことがある方は「単位修得証明書」が必要になる場合があります。必要書類は受験案内に詳しく記載されていますので、案内書を入手したら最初にページ全体を確認してください。
3.受験料の払い込み。受験料は収入印紙で納付します(金額は受験する科目数によって異なります)。収入印紙はコンビニや郵便局で購入できます。
4.書類の記入と確認。願書への記入ミス・写真の貼り忘れ・印紙の貼り付けなど、提出前に必ずダブルチェックしてください。
5.郵送(書留で送付)。出願書類は簡易書留郵便で送付するのが原則です。窓口での受け付けは基本的に行っていませんので、郵便局へ持参して5月13日の消印を確実に押してもらいましょう。
試験に向けた夏までの学習スケジュール
出願が終わったら、次は8月の試験本番に向けた学習です。2026年5月時点から試験日(8月6日・7日)まで約3ヶ月あります。受験する科目数にもよりますが、1科目あたり2〜3ヶ月で基礎から標準レベルまでカバーするのは十分可能な期間です。
5月下旬〜6月は、まず各科目の出題範囲と自分の現状を把握する時期です。過去問を1年分解いてみて、得意・不得意を整理してください。
7月は弱点の補強と、科目ごとの頻出分野の集中学習に充てましょう。夏期講習を利用する場合は、7月中に申し込みを済ませておくと安心です。
8月に入ったら直前の総仕上げです。過去問を繰り返し解き、時間配分に慣れておきましょう。
高卒認定試験の対策は、市販のテキストや過去問集を使った独学でも十分対応できます。「どう勉強すればいいかわからない」という場合は、高校中退・不登校経験者を対象としたサポート機関や学習支援サービスを活用する方法もあります。一人で抱え込まず、使えるサポートを積極的に探してみてください。
保護者の方へ——焦らせず、でも期限だけは一緒に確認を
お子さんが「高卒認定を受けたい」と言い出したとき、保護者の方がまず動くべきことのひとつが「出願期限の確認」です。気持ちが固まったときにスムーズに動けるよう、受験案内をあらかじめ入手しておくと安心です。
ただ、受験を強く勧めることが必ずしもプラスになるわけではありません。お子さんが試験に向けて動き出せるかどうかは、その時点の体調や気持ちの準備に大きく左右されます。「いつでも出願できるように準備はしておくけれど、最終的には本人が決めていい」という姿勢を保ってもらえると、お子さんが安心して動きやすくなります。
5月13日の締め切りを期限として、「受けるかどうか一緒に考えてみようか」と穏やかに声をかけるところから始めてみてください。
まとめ
2026年度第1回高卒認定試験の出願締め切りは、2026年5月13日(水)の消印有効です(出典:文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」公式サイト、2026年5月取得)。まず受験案内を入手し、必要書類を揃えて書留で郵送する——この流れを今日から始めてください。
今回の出願が難しい場合は、第2回(出願期間:7月21日〜9月11日、試験日:11月7日・8日)という選択肢もあります。どちらの回を選ぶにしても、学習を始めるのに早すぎるタイミングはありません。焦らず、しかし確実に一歩ずつ進んでいきましょう。
・文部科学省「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/
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