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令和8年度高卒認定試験に新科目「情報」が加わります

令和8年度高卒認定試験に新科目「情報」が加わります

高卒認定試験を目指しているお子さんをお持ちの保護者の方は、「試験の科目が変わる」という情報をどこかで耳にされたことがあるかもしれません。令和8年度(2026年度)から、高等学校卒業程度認定試験の試験科目が変更されます。そのなかで注目されているのが、新たに追加される「情報」という科目です。文部科学省はすでにサンプル問題を公表しており、出願期間もスタートしている今、制度の変更点をしっかり把握しておくことが重要です。「何がどう変わるのか」「どう準備すればいいのか」を、公式情報にもとづいて整理してお伝えします。

目次

令和8年度から高卒認定試験の試験科目が変わります

文部科学省の公式ページ(文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」、2026年5月取得)によると、令和8年度より高等学校卒業程度認定試験の試験科目に変更があることが明記されています。その変更のなかで、新科目として「情報」が加わることが大きなポイントとなっています。

この変更は、高等学校の学習指導要領の改訂に対応したものです。2022年度から高校では「情報I」が必修科目として取り入れられており、高卒認定試験もこの流れに合わせて科目構成を刷新することになりました。つまり、現在の高校生が学んでいる内容と、高卒認定試験の出題内容を一致させるための見直しです。

「情報」という科目は、プログラミングの基礎、データの活用、情報セキュリティ、ネットワークの仕組みなど、現代社会で必要とされるデジタルリテラシー全般を扱う内容です。これまでの高卒認定試験にはなかった分野ですので、受験を検討しているお子さんにとっては新しい準備が必要な科目となります。

保護者の方としては「急に難しそうな科目が増えた」と感じるかもしれませんが、文部科学省がサンプル問題を事前に公表している点は、受験者にとって大きな助けになります。どのような問題が出題されるかをあらかじめ確認できることで、準備の方向性を定めやすくなっています。

サンプル問題が公表されている意味と活用法

文部科学省は「令和8年度からの新科目『情報』のサンプル問題を公表しました」と公式ページで案内しています(文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」公式ページ、2026年5月取得)。サンプル問題とは、実際の試験に先立って出題形式や難易度の目安を示すために公表される見本問題のことです。

サンプル問題が公表されていることには、大きな意義があります。新科目の場合、過去問がまだ存在しないため、受験者は「どんな問題が出るのかまったくわからない」という状態になりがちです。しかしサンプル問題があれば、問題のスタイルや問われる知識の深さを把握したうえで学習計画を立てることができます。

具体的な活用の仕方としては、以下の順序で取り組むことをおすすめします。

1.まず文部科学省の公式ページからサンプル問題をダウンロードして、問題全体を通読してください。正解できるかどうかよりも「どんな知識が問われているか」を確認することが最初のステップです。

2.問題の内訳を確認し、自分がすでに知っている内容と、まだ学んでいない内容を仕分けします。情報セキュリティ、データ分析、プログラミング的思考など、テーマ別に整理するとよいでしょう。

3.サンプル問題で確認した出題傾向にもとづいて、NHK高校講座(NHK公式サイト、2026年5月取得)などの無料学習コンテンツを活用することも有効な選択肢のひとつです。NHK高校講座では情報Iに関連する内容も扱っており、映像で学べるため文章だけでは理解しにくい概念もイメージしやすくなります。

令和8年度の試験日程と出願のポイント

試験に向けた準備をするうえで、スケジュールを正確に把握しておくことは欠かせません。文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」公式ページ(2026年5月取得)に掲載されている令和8年度の日程は以下の通りです。

第1回出願期間:令和8年4月6日(月)〜5月13日(水)※5月13日消印有効

試験日:令和8年8月6日(木)・8月7日(金)
結果通知:令和8年9月1日(火)発送予定

第2回出願期間:令和8年7月21日(火)〜9月11日(金)※9月11日消印有効

試験日:令和8年11月7日(土)・11月8日(日)
結果通知:令和8年12月8日(火)発送予定

現在(2026年5月)は、第1回試験の出願期間(〜5月13日)が締め切りに近い状況です。第1回への出願を検討している方は、文部科学省の公式ページで受験案内を確認のうえ、お早めに手続きを進めてください。

なお、第1回に間に合わなかった場合でも、第2回の出願は7月21日から始まります。1回の試験ですべての科目に合格する必要はなく、複数回に分けて合格科目を積み上げることができる点も高卒認定試験の特徴のひとつです。

不登校・通信制高校在籍中の方にとっての高卒認定試験の位置づけ

高卒認定試験は、さまざまな理由から全日制高校を卒業できなかった方が、高校卒業と同等の学力を公的に証明するための制度です。不登校の状況にあるお子さんや、通信制高校に在籍中のお子さんにとって、この試験は進路の選択肢を広げる重要なルートのひとつとなっています。

試験に合格すると、大学・短期大学・専門学校の受験資格が得られます。ただし、「高卒認定試験の合格」は「高校卒業」とは法的に異なる点には注意が必要です。就職活動においては「高校卒業」として扱われない場合もあるため、進路の方向性によって活用の仕方を検討することが大切です。

令和8年度から新科目「情報」が加わることで、受験する科目数が変わる場合があります。現在すでに一部の科目に合格している方は、令和8年度以降の科目構成の変更によって影響を受けないかを、文部科学省の公式ページや受験案内で確認することをおすすめします。不明な点がある場合は、文部科学省の高卒認定試験担当窓口に直接問い合わせることが確実な方法です。

まとめ

令和8年度から高卒認定試験に新科目「情報」が加わります。文部科学省はすでにサンプル問題を公表しており、出題の傾向を事前に把握できる環境が整っています。試験は年2回実施され、第1回は2026年8月、第2回は同年11月に予定されています。第1回の出願は2026年5月13日が締め切りとなっており、現在まさに確認が必要なタイミングです。

お子さんが高卒認定試験を目指している場合、まずは文部科学省の公式ページでサンプル問題と最新の科目情報を確認することから始めてください。「情報」は新しい科目ですが、NHK高校講座など無料で活用できる学習リソースもあります。焦らず、1科目ずつ着実に準備を進めていきましょう。

・文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/
・NHK「NHK高校講座」https://www.nhk.or.jp/kokokoza/

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