「卒業率99%以上、大学進学率71.1%」という数字を見て、本当にそんな実績があるのかと疑問に思われた保護者の方も多いのではないでしょうか。通信制サポート校を選ぶときに「評判が気になる」「実際のところどうなのか」と情報収集に悩む気持ちは、よく理解できます。トライ式高等学院が公式に公開しているデータをもとに、同校の特徴・費用・手続きの流れを整理しましたので、進路選びの判断材料としてお役立てください。
トライ式高等学院とはどんな学校か
トライ式高等学院は、「家庭教師のトライ」の学習ノウハウを活かした通信制サポート校です。通信制高校とサポート校は異なる存在である点を、まず整理しておきましょう。
通信制高校は高校卒業資格を付与できる学校です。一方、サポート校はそれ単体では高校卒業資格を与えられず、通信制高校に在籍しながら学習をサポートする役割を持ちます。トライ式高等学院はサポート校ですので、卒業資格は提携する通信制高校から取得する仕組みになっています。
同校の大きな特徴は「マンツーマン授業」です。一斉授業ではなく、一人ひとりの学力・ペース・目標に合わせた個別指導を受けられるため、学習ブランクがある生徒や、集団の授業環境が難しいと感じているお子さんにとって取り組みやすい環境とされています。
キャンパスは全国47都道府県に展開しており(トライ式高等学院公式サイト、2026年4月取得)、地方在住の方でも通いやすい立地に校舎がある場合があります。通学頻度や学習スタイルはコースによって異なるため、まずは最寄りキャンパスへの問い合わせで確認することをお勧めします。
なお、同校が「サポート校」であるという点には注意が必要です。在籍する通信制高校との二重の学費が発生するケースもあります。この点については後の費用の項目で詳しく説明します。
公式データから見る実績の読み方
トライ式高等学院の公式サイト(2026年4月取得)では、以下のデータが公開されています。
卒業率は99%以上、卒業生の累計は1万名以上、大学進学率は71.1%、令和6年度の在籍生徒数は3,500名以上とされています。また、大学進学率71.1%については「産経メディックス調べ(2023年3月23日)、在籍生徒数3,500名以上の通信制高校・サポート校において進学率全国1位」という記述も確認されています。
ここで重要な点をお伝えします。「大学進学率71.1%」の分母は「進路決定者のうち」とされています。つまり、進路未決定の卒業生を含めた全卒業生に対する割合ではなく、なんらかの進路が決まった生徒を母数にした数字です。この定義は多くの学校が採用している計算方法ではありますが、数字を見る際にはその条件を確認することが大切です。
「卒業率99%以上」も実績として高い水準に見えますが、サポート校の手厚いフォローがあるからこそ達成できているとも言えます。これをどう評価するかは、お子さんの状況や目標によって変わってくるでしょう。
実績データは確かに参考になりますが、数字だけで判断せず、実際のカリキュラム内容や先生との相性、通学のしやすさなども合わせて確認されることをお勧めします。
費用と手続きの流れ
費用についてはトライ式高等学院の公式サイト(https://www.try-gakuin.com/)に問い合わせることが最も正確です。公式サイトには具体的な学費を一覧で掲載しておらず、コースや通学頻度、提携する通信制高校によって異なるため、個別の見積もりが必要になります。
一般的なサポート校の費用感として参考にしていただくと、入学金・授業料・施設費を合わせた年間費用は数十万円〜100万円以上となるケースがある傾向があります(独立したサポート校全般の概況として)。さらにトライ式高等学院の場合は、提携通信制高校への入学金・授業料が別途かかる点に注意が必要です。費用の全体像を把握するには、両方の学費を確認することが欠かせません。
手続きの流れは、一般的に次のようなステップで進みます。
1.公式サイトの資料請求フォーム、または電話(0120-919-439、9:00〜22:00、土日祝可)でまず問い合わせます。
2.最寄りのキャンパスでオープンキャンパスや個別相談に参加します。
3.コースや費用の説明を受け、提携通信制高校も含めた内容を確認します。
4.入学願書を提出し、必要書類を揃えます。
5.入学手続き・費用の振り込みを行い、入学が完了します。
入学時期は4月・10月が一般的ですが、転編入は随時対応している場合もあります。手続きの締め切りは早い場合があるため、希望の入学時期の2〜3ヶ月前には相談を始めるのが安心です。
どんなお子さんに向いているか
トライ式高等学院が合いやすいとされる傾向があるのは、次のようなお子さんです。
集団の授業環境が難しく、マンツーマンで落ち着いて学びたいお子さん、大学進学を目指しているが学習にブランクがあるお子さん、在籍する通信制高校のレポート対策や単位取得に不安を感じているお子さん、などが挙げられます。一方で、週5日しっかり通いたいお子さんも、コースによっては対応できる場合があります。
重要なのは、「評判が良いから」という理由だけで決めないことです。どれだけ実績があっても、お子さんの状況や性格に合っていなければ意味がありません。オープンキャンパスや個別相談を通じて、先生の雰囲気・キャンパスの環境を実際に確認してみてください。
また、見学の際はお子さんが嫌がる場合は無理に連れて行かず、まず保護者の方だけで相談に行くという方法もあります。お子さんのペースを大切にしながら、一歩ずつ進めていただければと思います。
まとめ
トライ式高等学院は、マンツーマン指導と豊富なキャンパス数を強みとする通信制サポート校です。公式サイト(2026年4月取得)によると、卒業率99%以上・大学進学率71.1%・在籍生徒数3,500名以上というデータが示されており、実績の積み重ねが一定程度確認できます。一方で、費用はコース・提携校によって異なるため、必ず公式サイトまたは直接の問い合わせで確認することが不可欠です。まずは資料請求または電話相談(0120-919-439)から始め、オープンキャンパスで実際の雰囲気を確かめることを次のステップとしてお勧めします。焦らず、お子さんのペースに合わせて情報を集めていきましょう。
・トライ式高等学院「公式サイト」https://www.try-gakuin.com/
・文部科学省「生徒指導等について」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/
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